2025年4月11日
こんにちは。
関節ニュートラル整体を提供しているTOKYO腰痛肩こりケアセンターの仮屋です。
五十肩(肩関節周囲炎)と聞くと、「年齢によるもの」「使いすぎ」「凍結肩」など、いろいろなイメージがありますよね。
でも最近の研究では、ある意外な原因が注目されています。
それが――
**「異常な血管の増殖」**です。
五十肩の初期には、肩の関節包という袋のような組織に炎症が起こります。
その結果、体は修復しようとして**新しい血管(新生血管)**をつくるのですが…
この血管、実は構造が未熟でトラブルメーカー。
しかも、血管と一緒に痛みを感じる神経線維まで伸びてくるため、
動かしていなくてもズキズキ痛むようになるのです。
研究によると、炎症期の肩関節には通常の約1.5倍の血流が確認されることがあります。
この血流の増加は、夜間痛や安静時の激しい痛みにも深く関係しています。
これらの異常な血管や神経は、時間とともに自然に減少していきます。
急性期(痛み)→ 拘縮期(動かない)→ 回復期(少しずつ改善)という流れを経て、
多くの方は1年ほどで自然に良くなる傾向があります。
ただし…
異常血管が消えても、動かさなかった期間が長いと、関節が癒着して動きが悪くなることがあります。
そのため、正しいタイミングと方法で肩をケアすることが非常に大切です。
そのほか、痛くて動かせない、動かしにくい肩をかばって首や背中が痛くなったり痛みは腰にまで来ます。
二次災害的に様々なところが痛くなることも。
当院では、五十肩の各ステージに合わせて、
● 無理のない範囲での関節調整
● 血流を整える手技
● 二次災害を防ぐため全身のケア。
「時間が経てば治る」だけでなく、早く・安全に回復させるサポートをするのが、私たちの役目です。
五十肩は「年だから」と諦めなくても大丈夫です。
最新の知見をもとにしたケアで、痛みや可動域の改善を目指しましょう。