頸椎の痛み・しびれ・肩甲間部痛はなぜ起きる?

2025年4月27日

~頸椎の反りすぎと神経圧迫の関係について~

こんにちは。
TOKYO腰痛肩こりケアセンターの仮屋です。

今回は、「頸椎の痛み・しびれ・肩甲間部痛」について、
特に【頸椎の反りすぎ(過伸展)による神経圧迫】に焦点を当てながら、
その原因と対策を詳しくお伝えしていきます。


なぜ頸椎に痛みやしびれが出るのか?

首は、私たちが日常生活を送るうえで非常に負担がかかりやすい部位です。
特に、現代社会ではパソコン作業やスマートフォンの使用などにより、
長時間同じ姿勢を続ける機会が増えています。

その代表が、「うつむき姿勢」や「猫背」などの不良姿勢です。

こうした姿勢は、「ストレートネック」(頸椎のカーブが失われる状態)を引き起こすことで有名ですが、
実はそれとは逆に、**頸椎が過剰に反りすぎる(過伸展)**リスクも高めています。

パソコン作業中に、あごを前に突き出すクセや、
猫背の補正として首を無理に持ち上げる動作を繰り返すと、
首(頸椎)の下部に異常な反りが生まれ、
これが神経の圧迫を招き、痛みやしびれを引き起こすのです。


頸椎が反りすぎると何が起きる?

通常、頸椎は30〜40度ほどの自然な前弯(前にカーブした形)を持ち、
頭部の重さ(約5~6kg)を支えています。

しかし、過度な反り(過伸展)が起こると、

といった現象が起こりやすくなります。

その結果、

など、多彩な症状が現れます。

特に、上を向く動作で症状が悪化する場合、
頸椎の過伸展とそれに伴う神経圧迫の影響が疑われます。


パソコン姿勢・猫背が引き起こす「頸椎過伸展」

パソコン作業やスマホ使用時に、

こうした動作が癖になっている方は要注意です。

本来であれば、胸椎(背中)が伸展して頭部を支えるべきところを、
胸椎の動きが悪いために頸椎だけでバランスを取ろうとします。

すると、頸椎の下部に過剰な反りが生まれ、
結果的に神経への圧迫リスクが高まるのです。

現代人に増えている「頸椎由来の痛み・しびれ・肩甲間部痛」の背景には、
パソコン姿勢や猫背による頸椎の過伸展が深く関わっています。


原因① 上部頸椎の固さ

頸椎のうち、上部(C1〜C3)は本来、自由度の高い動きを持っています。
この部分が柔軟に動くことで、首全体の負担が分散されます。

しかし、上部頸椎が固くなると、

という悪循環が起こります。

上部頸椎が固くなる原因には、

などが挙げられます。


原因② 胸椎の伸展不足

胸椎は、体幹部の中で背骨を支える重要なパーツです。
正常であれば、胸椎がしなやかに後ろに反ることで、
首や肩の負担を和らげます。

しかし、胸椎の伸展が固くなると、

というメカニズムが働きます。

デスクワークやスマホ使用など、日常的に猫背姿勢をとっていると、
胸椎の伸展可動域はどんどん低下します。

この胸椎の固さこそが、
頸椎にかかる負担を大きくしてしまう隠れた要因なのです。


当センターでのアプローチ

TOKYO腰痛肩こりケアセンターでは、
症状の「根本原因」に着目し、
以下のようなアプローチで改善を目指しています。

① 上部頸椎の可動性回復

を行い、頸椎本来のしなやかさを取り戻します。

② 胸椎の伸展機能回復

を組み合わせ、胸椎が自然に伸びるように整えます。

③ 姿勢・生活習慣の見直し

を通して、症状の再発予防にも力を入れています。


ご自身でできるセルフケア

当センターでは、「腰痛肩こりケア体操」によるセルフケアも大切にしています。

1. 胸を開くストレッチ

小胸筋を開く腰痛肩こりケア体操。

2. 頸椎の屈曲を促す

頸椎の過伸展は前屈が十分にできないことで引き起こされる場合も。
ケア体操で十分に前屈ができるように行います。

3. デスク環境の見直し

パソコンの画面は目線の高さに設定し、頭が前に出ないように意識します。

4. こまめな休憩

長時間同じ姿勢を避け、1時間ごとに立ち上がって肩や胸を軽く動かしましょう。


まとめ

頸椎の痛み・しびれ・肩甲間部痛は、
単なる首の問題ではありません。

これらが複合的に影響し、
神経への圧迫を引き起こしているケースが非常に多いのです。

首の痛みや腕のしびれ、肩甲骨周囲のだるさでお悩みの方は、
ぜひ「姿勢」や「胸椎・頸椎の連動性」に目を向けてみてください。

TOKYO腰痛肩こりケアセンターでは、
皆さまの症状改善と、より快適な生活をサポートするために、
根本から整える施術を心がけています。

お困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。

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