フォーナウ通信

【腰痛】ぎっくり腰とは?その正体と対処法を徹底解説

2025.6.30


こんにちは。TOKYO腰痛肩こりケアセンターの仮屋です。
前回は腰痛の分類をお伝えしましたが、今回は多くの方が経験し、日常生活に大きな支障をきたす「ぎっくり腰」について、さらに詳しく掘り下げていきます。


◆ぎっくり腰とは?突然やってくる腰の激痛

「ぎっくり腰」は、医学的には急性腰痛症と呼ばれます。
その名の通り、ある日突然、ぎくっ!と腰に激痛が走り、動けなくなるような状態を指します。

一般的な経過

  • 最短:3日で痛みが落ち着き
  • 多くは:1週間程度で日常生活に復帰
  • 長引くケースや、再発を繰り返す人も少なくありません

◆ぎっくり腰の正体は?筋膜損傷?それとも…?

ぎっくり腰は、一言で言えば腰の急性の炎症や損傷によって起こる症状ですが、実はその中にはいくつか種類があります。

【1】本物のぎっくり腰:筋膜の損傷

  • 重い荷物を持った瞬間に筋膜を痛める
  • このタイプは、安静・アイシング・固定が基本
  • 無理に動かすと悪化します
  • すごく簡単にいうと「ケガ」です。

【2】“ぎっくり腰もどき”:筋膜や関節の「引き攣れ」や「緊張」

  • 本当の損傷は起きていないものの、筋肉や筋膜が過剰に緊張して動けなくなる
  • **関節の軽い捻じれ**によっても似た症状が出ます
  • このタイプは、適切な施術で劇的に改善することがよくあります

いわゆる整体の「ビフォーアフターで劇的に良くなる」ケースは、ほとんどがこの“もどき”のパターンです。


◆外見では見分けられない!施術はチャレンジすべき理由

どちらのタイプかは、正直なところ外から見ただけではわかりません
だからこそ、安全で悪化しない手技で施術にチャレンジする価値があるのです。

✅施術によるメリット

  • 筋膜の緊張がとれる
  • 関節の動きが改善する
  • 周囲の筋肉や他部位の動きも良くなり、楽に動けるようになる
  • 劇的に回復するケースでは仙腸関節や腰仙関節の不具合も多くみられます。

例え痛みの芯が取れなかったとしても、全体的な動作は軽くなることが多く、再発防止にもつながります。


◆本当に痛めた部分は、やっぱり「安静」が大事!

ただし、明らかな筋膜や筋肉の損傷があるときには絶対に無理は禁物です。

◆正しい自己対処法

  • 無理に伸ばしたり動かしたりしない
  • まずはアイシング
  • 必要ならコルセットやテーピングで患部を保護

◆アイシングの正しい方法

ぎっくり腰の急性期(受傷から48~72時間)には、炎症を抑えることが最優先です。

冷やし方

  • 保冷剤や氷嚢などで15〜20分冷却
  • 複数回行う際は1時間以上開ける

アイシングには、炎症を抑える、腫れを防ぐ、痛みを軽減するという効果があります。基本的に無害なので凍傷などには気を付けながら行ってください。


◆ぎっくり腰を引き起こす本当の原因

ただの“運が悪かった”ではありません。ぎっくり腰には多くの場合、体の使い方や姿勢の問題が潜んでいます。

◆動きすぎ、負担のかけすぎ

  • 腰の屈伸、ねじりなど同じ部位ばかりを繰り返し使う
  • デスクワークや中腰作業で常に腰に負担をかけている

◆下肢や胸椎の可動性低下

  • 股関節が固くて腰で代償
  • 足関節が固くて姿勢が崩れる
  • 胸椎(背骨上部)の動きが悪く、腰が反りすぎる

つまり、腰以外の関節の動きが悪いと、腰が無理をして痛みを引き起こすのです。


◆予防の鍵は「全身の柔軟性とバランス」

最低限の柔軟性チェック

  • 前屈で手が床に届く(ハムストリングス)
  • しゃがめる(足首・股関節)
  • 背筋が反れる(胸椎)

これらができないと、腰が過剰に働かざるを得なくなり、損傷のリスクが高まります。


◆再発防止・本当の改善には「関節ニュートラル整体」

当センターでは、ぎっくり腰やその再発予防のために関節ニュートラル整体を提供しています。

◆関節ニュートラル整体とは

  • 全身に200ある関節の“柔軟性”や“あそび”を検査
  • 正常な動きが消失している箇所を特定し、動きを回復
  • 関節・筋肉・筋膜のバランスを整える独自の手技

ぎっくり腰になってしまった後だけでなく、繰り返す腰痛、長引く不調においても、非常に有効です。


◆まとめ:ぎっくり腰は“突然”ではない。身体の声に耳を傾けよう

ぎっくり腰は、いきなり起きたようで、実は日々の体の使い方や積み重ねが原因です。
「ただの筋肉痛だろう」「一晩寝れば治る」と放置せず、早めに適切な対処をすることが再発防止への第一歩です。


■こんな方はぜひご相談ください

  • ぎっくり腰がクセになっている
  • すぐ腰が痛くなる
  • 朝起きると腰が固まっている
  • 他の整体やマッサージで改善しなかった

関節ニュートラル整体で、あなたの体に本来あるべき動きと弾力を取り戻しましょう。

腰痛を区別する

2025.6.28


関節ニュートラル整体による“本当の原因”へのアプローチ

腰痛を経験したことのある人は非常に多く、慢性的に悩んでいる方も珍しくありません。しかし、「腰痛」と一括りにしてしまうのは非常に危険です。実は腰痛にはいくつものパターンがあり、それぞれに原因・対応方法・回復までの道筋がまったく異なります。

この記事では、腰痛を適切に分類・理解し、それぞれに必要な対処法を明らかにするとともに、当院で行っている関節ニュートラル整体がどのような症状に効果的かを紹介します。


腰痛を分類してみる

腰痛には、以下のような主な分類があります。

① 急性腰痛(ぎっくり腰など)

  • 筋膜の損傷
  • いわゆる「ぎっくり腰」はこれに該当
  • 3日痛くて1週間で回復が一般的

急な動作、重いものを持ち上げたとき、不意な姿勢変化などで起きます。安静と回復期間を守れば改善するケースが多いですが、根本原因が残ったままだと再発を繰り返すことになります。


② 筋肉の損傷(腰部の肉離れ)

  • 筋繊維の断裂、強い筋収縮時の損傷
  • 全治は1か月程度
  • スポーツ動作や重作業での過負荷によって発症

肉離れタイプの腰痛は、ぎっくり腰と混同されがちですが、より深層の筋肉を痛めているため、より長期の回復期間と的確なリハビリが必要です。


③ 特定診断が可能な疾患性腰痛

(椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・腰椎分離症 など)

  • レントゲンやMRIで明確に診断がつく
  • 神経の圧迫による痺れ・痛み・筋力低下が出現
  • 8割の方は3か月で回復

これらは「慢性痛」ではなく、「構造的原因のある炎症」です。自然治癒が難しい場合もあり、医療との連携や長期的な対応が必要です。


慢性腰痛とは別の概念である

ここで大切なのは、「慢性腰痛」と「ヘルニアや狭窄症」は全く別のカテゴリーであるということです。

◎ 慢性腰痛とは?

  • レントゲンやMRIで原因が特定できないにも関わらず痛みが長く続いている状態
  • 痛みの発生源が関節の弾力低下・筋膜の緊張・姿勢や動作のクセなど、微細な機能異常であることが多い
  • 「何をしても治らない」「湿布や薬では変わらない」というケースが多い

つまり、「慢性化した痛み」は構造の破壊が見つからないにもかかわらず持続する痛みであり、五十肩のような血管の異常や、診断名のつく明確な疾患(ヘルニアなど)とは分けて考える必要があります。


よくある勘違い:「○○と診断されたが本当にそうなのか?」

整形外科で「ヘルニア」「狭窄症」「分離症」と診断された場合でも、実際には以下のようなケースが存在します。

  • 画像上は異常があるが、痛みの本当の原因は別の関節や筋肉にある
  • 「ヘルニア“もどき”」「狭窄症“もどき”」という状態
  • 関節の弾力消失や支持性の低下が痛みを引き起こしている

このようなケースでは、関節の機能改善によって、画像診断では想定されなかった回復が得られることも少なくありません。


回復には「原因の究明と解決」が不可欠

腰痛が起こったとき、重要なのは**「なぜそれが起きたか」**を明らかにすることです。

ぎっくり腰、肉離れ、ヘルニアなど、どのタイプでも原因が明確でないまま対症療法(湿布、痛み止め、コルセット)だけで過ごすと、回復が2倍3倍に遅れることもあります。

一見軽傷に見えるぎっくり腰であっても、胸椎や仙腸関節がほとんど動かない状態が背景にあれば、痛みの回復も遅れ、再発しやすくなります。


関節ニュートラル整体とは何か

当院が提供している関節ニュートラル整体は、全身200の関節を対象に、それぞれ8方向(圧縮・離開・前後・側屈・回旋)に対する微細な動きの余裕(あそび)=弾力を検査・調整する手技です。

  • ぎっくり腰や慢性腰痛の再発防止
  • 診断のつかない“正体不明の腰痛”の原因解明
  • 長年の体の使い方や姿勢の癖の見直し
  • 関節の「自動運動→たわみ→あそび」の3層的な評価

これらにより、画像では見えない微細な異常を見つけ出し、改善することが可能です。


まとめ:腰痛は見立て次第で回復が変わる

腰痛は「何が起きたか」よりも「なぜ起きたか」が重要です。

  • 構造的損傷による痛み(ヘルニア・分離症など)
  • 筋肉・筋膜・関節包の損傷による一時的な痛み(ぎっくり腰・肉離れ)
  • レントゲンでは異常がないが、機能的異常による慢性痛(姿勢や弾力の問題)

これらを見立てる力が、回復力に直結します。

何年も腰痛に悩まされている方こそ、画像には映らない原因を見つけ出す“関節の弾力”の視点を取り入れてみてください。


TOKYO腰痛肩こりケアセンター 仮屋

腰痛の種類と原因を見極め、根本から整える整体であなたの回復をサポートいたします。

関節ニュートラル整体とは?

2025.6.26

〜原因がわからない痛みに、驚くほど効果がある理由〜

こんにちは。TOKYO腰痛肩こりケアセンターの仮屋です。
今回は、当院の柱でもある施術法「関節ニュートラル整体」について、詳しくお話しします。

この整体法は、聞きなじみのない方が多いかもしれません。しかし、実際に受けてみると「もっと早く知っておけばよかった」という声を多くいただく施術です。

腰痛、肩こり、膝痛、手首の痛み、原因がはっきりしない不調――
これらに対して非常に有効なのが、この関節ニュートラル整体なのです。


■ 関節は「動かす」だけでは不十分

私たちの体には、約200個の関節があり、それぞれに微細な動きと“弾力”があります。
そしてこの関節には「あそび」という極めて小さな動きの余白が存在します。たとえば、関節を限界まで動かしたあとに、さらにわずかに揺らぐような動きです。たった0.45mm以下の世界ですが、これがとても大切なのです。

この“あそび”が消失すると、動作不良、姿勢不良の原因となり、やがて痛みや不調となって表れます。
一般的な施術では「関節の位置」「骨盤の歪み」「筋肉の硬さ」に注目することが多いのですが、それだけでは改善しきれないケースもあるのです。


■ なぜ「関節ニュートラル」が重要なのか

関節ニュートラル整体では、“ただ動かせる”ことよりも、“しなやかに動くこと”を重視します。

たとえば、ドアを無理やりこじ開けるよりも、スムーズに動くように蝶番(ちょうつがい)を整える方が壊れにくく、長持ちしますよね。
それと同じように、関節にも本来の弾力=スムーズな動きがあるのです。

この“関節の弾力”がうまく保たれていると、体は自然とバランスが取れ、無理のない動きができるようになります。


■ 全身1600以上を調整する整体

関節ニュートラル整体では、全身の関節200個×8方向=**約1600の“弾力ポイント”**を検査・調整対象とします。

  • 圧縮(潰す力)
  • 離開(引き離す力)
  • 前後の動き
  • 左右側屈(横に曲げる)
  • 左右回旋(ねじる)

このような多方向の動きを、それぞれ繊細に評価し、**“固すぎる関節はゆるめ”“ゆるすぎる関節は締める”**という調整を行います。

痛みのある場所だけでなく、連動して負担をかけている別の関節を調整することで、根本的な改善を目指します。


■ 例えばこんな症状に効果的です

関節ニュートラル整体は、以下のような症状で悩まれている方に特に効果があります。

  • 慢性腰痛・ぎっくり腰
     →股関節、仙腸関節、胸椎の弾力が失われているケースが多い
  • 肩こり・首の痛み・頭痛
     →頸椎(特に上部)の弾力が低下
  • 膝の痛み
     →実は足首や股関節の弾力の消失が関係していることが非常に多い
  •  肩の痛み
     →肩だけでなく、胸鎖関節や肩甲骨、肋骨の弾力の欠如が原因のことも
  • 手首や肘の痛み(腱鞘炎、テニス肘など)
     →実は肩や背骨の弾力が不足して負担が集中しているパターンが多い
  • スポーツパフォーマンスの低下やけがの予防
     →全身の弾力が整っていると、動きの質が劇的に向上します

■ 他の整体との違いは?

比較項目一般的な整体関節ニュートラル整体
注目点骨格の歪み、筋肉の硬さ関節の微細な弾力
手技の刺激強めの矯正やマッサージも多い非常に軽く繊細な刺激
効果の持続性一時的な軽減も多い根本改善を目的とする
対象部位痛みのある部位が中心全身を診て原因部位を探す
動きへの影響即効性は個人差あり動作や姿勢の変化がはっきり出ることが多い

■ 施術の流れ(例)

  1. カウンセリング・姿勢と動作チェック
     モーションペイン(動いて痛いか)や自動運動での可動性のチェックをします。
  2. 関節の弾力チェック
     仰向け・うつ伏せ・座位などで関節の“あそび”を一つずつ確認します。
  3. 関節の調整
     弾力の低下した関節に、非常に繊細な刺激を加えて回復を促します。
  4. 再検査・動作確認
     関節を調整した後、姿勢や歩行、痛みの変化をチェックします。
  5. 必要であればセルフケアやエクササイズの指導
     特に再発防止のためには、ご自身でできるケアも非常に大切です。

■ なぜ関節が固くなったりゆるくなったりするのか?

関節の弾力は、以下のような要因で低下・消失していきます。

  • 長時間の同じ姿勢(デスクワークなど)
  • 急な外力やケガ(例:転倒、スポーツ外傷)
  • 職業的な影響
  • 間違った動きの繰り返し
  • 睡眠や栄養など回復不足の生活習慣
  • 体重
  • 運動不足ややりすぎ
  • インフルエンザなどの感染症でも起こります

こうした日常の積み重ねにより、関節の弾力が慢性化し、痛みや不調が生まれているのです。


■ 最後に:関節の弾力こそが、健康の鍵

私たちの体は、“動く”ことで健康を保っています。
しかし、その動きが「ガチガチ」でも「ユルユル」でも、体にとっては負担です。

関節がしなやかに動き、適度な支持性を保っている状態――
それこそが、ケガをしにくく、疲れにくく、パフォーマンスも発揮できる体です。

「どこに行っても治らなかった」
「レントゲンでは異常なし。でも痛い」
そんな方にこそ、関節ニュートラル整体は受けていただきたい施術です。

ご興味のある方は、ぜひ一度、TOKYO腰痛肩こりケアセンターにご相談ください。

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