手首の重要性を見直す 〜腱鞘炎・TFCC損傷・手根管症候群と全身への影響〜

2025年6月2日


TOKYO腰痛肩こりケアセンター 仮屋


はじめに:手首は“働き者”の関節

私たちが日常的に行っている動作──パソコンのタイピング、スマホ操作、ドアノブを回す、荷物を持つ──これらすべてに手首の動きが関わっています。
手首はわずかに見える小さな関節ですが、非常に繊細で複雑な構造を持ち、私たちの動作を“支える”働き者でもあります。

しかしこの手首、実はとてもトラブルを起こしやすい関節です。


よく見られる手首の障害

◆ 腱鞘炎(ド・ケルバン病など)

手の使いすぎによって、腱とそれを包む腱鞘に炎症が起こるものです。
特に親指側で痛みを感じるケースが多く、家事や育児、デスクワークなどでの繰り返し動作が原因になります。

◆ TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)

手首の小指側の軟骨組織が傷つくもので、回内・回外(手のひらを返すような動作)や、荷重をかけたときに痛みを感じます。
テニス、ゴルフ、野球などのスポーツ選手にも多くみられる疾患です。

◆ 手根管症候群

手首の内側にある手根管で正中神経が圧迫され、親指〜薬指までのしびれや痛み、握力低下が起こるものです。
長時間のパソコン作業や、手を使う作業が多い方に多く見られます。


手首の“可動性と弾力”が失われるとどうなるか?

関節の動きは、「可動性(どれだけ動くか)」と「弾力(しなやかさや支持性)」のバランスで保たれています。

手首の可動性や弾力が低下すると、次のような連鎖が起こります:

つまり、手首の不調が全身に影響するのです。


関節ニュートラル整体で行うアプローチ

私たちTOKYO腰痛肩こりケアセンターでは、関節ニュートラル整体の考え方に基づき、全身の関節を検査・調整していきます。

🔸 1つひとつの関節を検査する理由

関節はおよそ200個、そのすべてに可動性と弾力があり、それぞれが協調して動作を生み出しています。

手首に問題が出ている場合でも、原因は以下のように他部位に潜んでいることが少なくありません。

🔸 弾力と協調性の回復

関節ニュートラル整体では、弾力=「柔軟性と支持性」の両方を意味します。
これを回復することで、無理のない滑らかな動作が可能となり、痛みが出にくい状態を作ります。


トラブルを予防するには「準備」が大切

特にスポーツや筋トレなど、手首を酷使する運動時に痛めやすい人は、実は“準備不足”であるケースが多いです。
準備とは、いわゆるウォーミングアップ不足のこと。ほかの部分は準備していても手首はおろそかになっている人もよく見かけます。

そこで役立つのが、当センターが推奨する「腰痛肩こりケア体操」です。

この体操は手首の動きだけでなく、肩・肩甲骨・背骨・骨盤・股関節といった全身の関節に“弾力”を取り戻す簡単な体操で、
事前に行っておくだけで、手首の負担を軽減しやすくなります。


デスクワーカーや主婦の方にもおすすめ

痛みは運動選手に限ったことではありません。
パソコン作業、スマホ操作、家事、育児、介護──現代社会において手首を使わずに生活することは不可能です。

日々の小さな積み重ねで、知らないうちに手首に負担をかけ続けているのです。
だからこそ、日常的なケアと、正しい動きができる関節の状態を保つことが、将来的なトラブルの予防につながります。


まとめ:手首から全身を整える視点を

「手首が痛いから手首だけを治療する」──この考え方はもう古いのかもしれません。

関節ニュートラル整体では、痛みのある部分だけでなく全身を一つの連動システムとして捉え
それぞれの関節が“正しく動く”よう調整します。

その結果、手首だけでなく肩こり・腰痛・頭痛などの改善にもつながるのです。

手首の痛みは、あなたの全身からのサインかもしれません。
ぜひ一度、全身の状態を見直してみませんか?


TOKYO腰痛肩こりケアセンターでは、あなたの身体に合った調整とケア方法をご提案いたします。
まずはお気軽にご相談ください。

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