2025年6月20日
こんにちは、TOKYO腰痛肩こりケアセンターの仮屋です。
皆さんは「関節の弾力」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
「柔軟性」や「可動域」という言葉はよく耳にするかもしれませんが、「弾力」という概念はあまり一般には知られていません。
しかしこの“弾力”こそが、慢性的な腰痛や肩こり、膝の痛みの根本に関わっており、現代人の不調を紐解くキーワードとなるのです。
今回は、この「関節の弾力」が失われると何が起きるのか、そしてその弾力をどのように回復するのかを、当院の【関節ニュートラル整体】の視点からお伝えしていきます。
まず、弾力とは「柔らかさ」や「可動域が広い」といった意味ではありません。
正確には「動きの最後にあるしなやかさ」と表現したほうが近いでしょう。つまり「固すぎても、緩すぎてもダメ」なのです。
人間の体にはおよそ200個の関節があります。そしてそれぞれの関節には基本的に8つの動きがあります。
つまり 200×8=1600通りの関節の動き(弾力)があることになります。
これらが全て、スムーズに、しなやかに、過不足なく動くことで、体は快適な状態を保っていられるのです。
関節の動きには大きく3つの段階があります。
この「あそび」は、ハガキ一枚分以下の繊細なズレで、関節がわずかに動く“余裕”のようなものです。
この“あそび”があることで、動作の中で力を分散したり、衝撃を和らげたりできるのです。
ところが、このあそびが消失してしまうと、関節は弾力を失い、周囲の関節、筋肉や神経に無理がかかり始めます。
結果として、腰痛や肩こり、膝の痛みなど“関節由来の慢性痛”が出現するのです。
原因はさまざまですが、現代社会では以下のような要素が関節の弾力を失わせる主要因になっています。
これらが積み重なることで、関節は徐々に「固い」「ゆるい」という弾力の消失を引き起こします。
一般的に「肩こり」「腰痛」と聞くと、多くの人は「筋肉が凝っている」と思います。
確かに筋肉や筋膜、皮膚のトラブルが直接の原因である場合もあります。
しかし、筋肉は関節の動きに連動しているため、実は「関節の弾力低下」が真因であるケースが非常に多いのです。
関節の弾力が低下すれば、それを補おうと周囲の筋肉が過剰に働き、結果として筋緊張や張りが生まれます。
これが“コリ”や“痛み”として感じられるようになるのです。
そのため、マッサージやストレッチだけでは根本的な改善に至らないのです。
「関節ニュートラル整体」は、失われた関節の弾力を回復するための専門的な手技療法です。
当院ではこの1600の関節動作パターンをひとつひとつ検査し、必要に応じて調整していきます。
施術の特徴は以下の通りです。
痛みの出ている箇所だけでなく、全身のつながりを見て評価し調整するのが関節ニュートラル整体の強みです。
当院に来られる方々の主な訴えと、その背景には以下のような弾力消失があります。
症状 | 弾力低下が疑われる関節 |
---|---|
慢性腰痛 | 仙腸関節、腰椎、股関節 |
肩こり | 頸椎、胸椎、肩甲胸郭関節 |
膝痛 | 膝関節、足関節、股関節 |
手首の痛み | 手根骨、肘、肩関節 |
頭痛やめまい | 上部頸椎(C1〜C3)や環椎後頭関節(頭) |
「関節が動く=可動域がある」ではなく、「関節に弾力がある=必要な動きができる」ことが本当の意味での“機能的な関節”です。
最後にもう一度お伝えします。
痛みや不調に悩む方は、「ほぐす」「伸ばす」だけではなく、**関節の弾力**に注目してみてください。
あなたの身体が本来持っていた“しなやかさ”を取り戻す第一歩になるかもしれません。
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