2025年6月10日
〜関節の弾力を回復する 関節ニュートラル 整体〜
こんにちは。TOKYO腰痛肩こりケアセンターの仮屋です。
今回は「背中の痛み」について、 関節ニュートラル 整体の視点から解説していきます。特に「筋肉や筋膜だけでない、関節の弾力」という観点からお伝えします。慢性的な背中の痛み、肩甲骨の間の違和感、首や肩のこり、あるいは腰痛にまでつながっている方はぜひ最後までお読みください。
背中の痛みというと、筋肉疲労や姿勢の悪さ、寝違えやストレスなどを思い浮かべる方が多いかもしれません。もちろんそれも一因です。しかし、それらの背景にあるもっと根本的な問題が「関節の弾力の消失」です。
人間の背中は、骨盤から頭まで100個ほどの関節で構成されています。そして、1つの関節は前後・左右・回旋など8方向にわずかに動く構造を持っており、全体として800の動きが存在します。
この800の動きが滑らかに連動することで、私たちは無意識のうちにスムーズな動作と安定した姿勢を保てています。
しかし、日々の姿勢不良や動作のクセ、運動不足や過度な負荷により、これらの関節の弾力が少しずつ失われていくと、本来あるべき滑らかな連動が失われ、動作がどこかで滞ります。これが痛みの始まりです。
私たちTOKYO腰痛肩こりケアセンターでは、このような関節の動きの滞り=「弾力の消失」に注目し、関節ニュートラル整体という独自のアプローチで、全身の関節ひとつひとつの動きを検査し、必要な箇所に調整を加えることで弾力を取り戻していきます。
筋肉や筋膜にアプローチする施術は一般的に広く行われていますが、思ったように効果がない。繰り返し悪くなる場合「関節の動きの悪さ」が原因となっていることがほとんど。
関節ニュートラル整体では、「背中の痛みは関節の弾力が消失している」という視点を持ち、原因の深部を探っていきます。
「肩甲骨の間が痛い」「背中の中心が重だるい」「じっとしていても気になる」といった症状でご来院される方の多くは、実は「背中そのものに原因がない」ことが少なくありません。
特に多いのが、頸椎の神経(特に5番と6番の間)が悪くなっているケースです。
頸椎椎間板ヘルニアなどにより第5頚神経が圧迫されると肩甲間部に痛みが出ることも、上部頸椎や胸椎などの背中の弾力がなくなって、下部頸椎の負担が増加すると下部頸椎が過剰に動き、椎間板や関節に負担がかかります。
この場合、痛みの出ている背中だけにアプローチしても改善は限定的で、頸椎の動きを取り戻す調整を合わせて行うことが回復のカギになります。
つまり「痛みのある場所=原因とは限らない」ということです。
ここで「弾力」という言葉について少し説明を加えましょう。一般的に「柔軟性がある=体が柔らかい」と捉えられがちですが、私たちが使う「関節の弾力」とは、単に可動域が広いという意味ではありません。
関節の弾力とは、関節が適度に締まりつつも、必要な方向にスムーズに動く柔らかさのことです。
・関節がガチガチに固まっていれば、当然その周辺に負担がかかります
・逆に、関節がユルすぎても不安定さが増して関節や筋肉などが痛くなります
重要なのは、この**「ちょうどいい柔らかさと締まり具合」=弾力**が全身の関節に保たれているかどうかです。
この弾力が低下すると、支える力が弱くなり、筋肉がそれを代償しようとして緊張し、やがて痛みや不調へとつながります。
背中は文字通り「体の中心」。
姿勢を支える軸であり、また動作の連動点でもあります。背中の弾力が失われると、そのしわ寄せは首や肩、腰にまで広がります。
つまり、背中の問題は背中だけにとどまらないのです。全身に波及する「ハブ(中継点)」のような存在といえます。
あなたの背中は、柔らかくしなやかに動いているでしょうか?
それとも、知らず知らずのうちに硬さが蓄積し、可動域が制限され、慢性的な痛みの原因になっていないでしょうか?
関節ニュートラル整体では、単に痛みのある場所を施術するのではなく、全身の関節の状態を総合的に検査し、その人本来の弾力を取り戻すことを目的としています。
筋肉をほぐしても、ストレッチをしても改善しない背中の痛み。
その答えは「関節の弾力」にあるかもしれません。
ぜひ一度、ご自身の体の“動き”に目を向けてみてください。私たちがそのサポートを全力でさせていただきます。