腰痛を単純化して考える 〜前屈し過ぎ?反りすぎ?〜

2025年6月4日


こんにちは、TOKYO腰痛肩こりケアセンターの仮屋です。
日々、腰痛に悩む多くの方が当センターを訪れますが、その症状や原因は人それぞれです。とはいえ、「原因が複雑すぎてわからない」「レントゲンでは異常なしと言われた」といったお悩みも多く耳にします。

実は、腰痛というのはもっとシンプルに考えることができるのです。今回は、腰痛を「前屈し過ぎ」か「反りすぎ」に分類しながら、根本的な改善のために重要なポイントをわかりやすくご紹介していきます。


まずは腰痛のタイプを見極めよう

腰痛のタイプは、大きく分けて次の2つに分類できます。

  1. 前屈(前にかがむ動作)で痛むタイプ
  2. 反る(伸展動作)で痛むタイプ


横に曲げると痛い、ひねると痛い、座っていて痛む、または動かなくても痛む、起床時に痛むなど様々なケースがありますがここでは単純化するために2つにします。 この分類は非常にシンプルですが、的確なアプローチを選ぶための第一歩になります。

【前屈で痛いタイプ】

いわゆる「前屈し過ぎ型」の腰痛です。例えば、靴下を履こうとしたときや、洗面台で顔を洗うときに腰が痛い方はこちらに該当します。

【反って痛いタイプ】

「反りすぎ型」の腰痛です。腰を後ろに反らすと痛かったり、うつ伏せや上を向いて寝ると違和感がある方はこのタイプです。


前屈し過ぎ型の腰痛とその原因

前屈の際に腰に痛みが出る方は、本来動くべき部位がうまく使えておらず、腰椎が代償的に過剰に動いてしまっていることが原因です。

よく見られる原因

解決の方向性

前屈時に痛みを感じる場合、痛い腰を直接触るのではなく、動いていない部位(股関節・もも裏・胸椎など)にアプローチすることが大切です。関節の弾力や可動性を回復させることが、結果として腰の負担を減らします。


反りすぎ型の腰痛とその原因

反る動作で痛みが出る方も多く、こちらも現代人にありがちなタイプです。腰が「反りすぎて」いるため、関節やその周囲の組織に過剰なストレスがかかり痛みが出ます。

主な原因

解決の方向性

このタイプの方は、股関節や胸椎をしっかり反れるように整えることが必要です。


痛みはは複合?「どちらの要素もある」サイン

上に挙げたように前屈、後屈、どちらかで痛いのではなく両方で痛みのあるケースもあります。前屈要素、後屈要素、両方の可動性や弾力を回復する必要があり腰を痛める原因が複数あるため、包括的な全身アプローチが必要になります。


腰仙関節・仙腸関節の弾力低下が共通の問題

前屈型・反り型どちらにも共通して関与するのが、腰仙関節仙腸関節です。
これらの関節は体幹の中心にあり、上半身と下半身の動きをつなぐ「ハブ」のような存在です。

しかし、姿勢不良や動作不良が長期間続くと、これらの関節の弾力(柔軟性と支持性)が失われていきます。弾力を失った関節は、うまく力を分散できなくなり、結果として腰椎あるいは腰仙や仙腸そのものが動きすぎて腰痛となります。

弾力を取り戻すには?

当センターで行っている関節ニュートラル整体では、この腰仙関節や仙腸関節の微細な動きを検査し、それぞれに合った刺激や調整を行います。全身の関節は約200個あり、それぞれ8通りの動きがあるため、単純なストレッチや筋トレではアプローチしきれないことも多いのです。


腰痛は「症状」ではなく「結果」である

最後にお伝えしたいのは、腰痛は結果であり、原因は他にあるということです。腰だけを見ても、根本的な改善にはつながりません。

これらを一つひとつ丁寧に確認していくことで、痛みのない身体を取り戻すことができます。


まとめ:腰痛をシンプルに捉え、効果的に改善しよう

腰痛を難しく考えすぎず、まずは自分の動きの癖を見直してみてください。
TOKYO腰痛肩こりケアセンターでは、全身の関節に着目し、あなたに合った根本的なアプローチをご提案しています。

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