2025年6月14日
こんにちは。
TOKYO腰痛肩こりケアセンターの仮屋です。
「朝起きると肩がこっている」「枕が合っていない気がする」「どんな枕を使っても改善しない」
このようなお悩みを抱えている方は少なくありません。実際、当センターにも「肩こりを治したいのですが、やはり枕を変えた方がいいですか?」という相談を多くいただきます。
しかし、起床時の肩こりの原因が“枕”であるケースは、実は非常にまれです。
本当の原因は、首の骨(頸椎)の機能障害や弾力の低下にあります。
今回は、「朝の肩こり」と「枕」の関係、そして本当の原因と対策について詳しく解説します。
よく耳にする「枕が合わないから肩がこる」「オーダーメイドの枕を使えば改善する」
このような情報は、インターネットやテレビ、雑誌などで頻繁に見かけます。
確かに極端に高すぎる枕や、素材が合わない枕は首にストレスを与えることがありますが、それだけで慢性的な肩こりが続くことはほとんどありません。
実際、いわゆる「枕難民」と呼ばれる方の多くが、10個以上の枕を試しても改善していません。それはなぜか?
「どんな枕も受け入れられない体」になっているからです。
朝起きたときに肩こりを感じる人の大半に共通するのは、頸椎(首の骨)の弾力低下や可動性障害です。
特に問題になりやすいのが下部頸椎、つまり5番目・6番目の頸椎です。
これらの関節が不安定、あるいは捻挫のように慢性的なゆるみを持つと、関節炎といってじっとしていると固まる、痛いと感じるのです。
肩こりと感じる症状は、実際には「首の関節の微細な炎症反応」であることが非常に多く、筋肉そのものの問題ではありません。
この頸椎のゆるみは、過去の交通事故や転倒などによるムチウチ外傷に起因するケースがよくあります。
当時はそれほど気にならなくても、時間が経ってから慢性的な炎症や不安定性が残り、それが「肩こり」という形で出てくるのです。
さらに、デスクワークやスマホによる前傾姿勢、猫背、頸椎の過伸展(反りすぎ)なども頸椎に負担をかけ、機能低下を引き起こします。
このようなタイプの肩こりでは、一般的なマッサージやストレッチでは改善が見られないことが多いです。
なぜなら、**根本の原因は筋肉ではなく「関節」**にあるからです。
とくに、
慢性的な肩こりを改善するためには、まず頸椎の弾力と可動性を取り戻すことが第一です。
特に重要なのが、**上部頸椎(1番・2番・3番)**の動き。
下部頸椎(5番・6番)がゆるんでいるケースでは、代わりに本来しっかり動くべき上部頸椎が固まっていることが多く、これを改善することで下部の過剰な動きを抑えることができます。
この調整には、関節ニュートラル整体のような、関節ひとつひとつの弾力を検査・調整する施術法が有効です。
また、首の調整だけでなく以下のような部位も重要です。
姿勢不良や動作不良が長期間続くと、結果として首の関節に負担をかけます。
頸椎の動きが最重要ですが、極端な枕は悪影響になる場合も。
「枕を何度変えてもしっくりこない」
「オーダーメイド枕でも改善しなかった」
「最近、肩こりが悪化してきた」
こうした方は、ぜひ一度、「首の関節の動きと弾力」を見直してみてください。
枕ではなく、身体側の問題に目を向けることが根本改善の第一歩になります。
TOKYO腰痛肩こりケアセンターでは、関節ニュートラル整体を用い、全身の関節バランスを見ながら首・肩の不調の根本的な改善を目指します。
気になる方はぜひ一度ご相談ください。