2025年7月13日
関節ニュートラル整体で見つける根本原因と改善方法
朝起きたときから肩が重い、痛い、つらい――。
そんな「起床時の肩こり」で悩んでいませんか?
多くの方はこれを「筋肉が凝っているから」「枕が合っていないから」と考えがちです。しかし、実はまったく別の原因があることをご存じでしょうか?
肩こりの根本原因は、「筋肉」ではなく「関節の問題」であることが非常に多く、とくに首(頸椎)の関節の異常な動きが深く関係しています。
このブログでは、起床時の肩こりがなぜ起きるのか、どのようにすれば根本的に解消できるのかを、関節ニュートラル整体の視点から詳しく解説します。
まず冷静に考えてみてください。
寝ているだけで筋肉が凝るというのは、少し不自然ではありませんか?
日中に重い荷物を持ったとか、長時間のデスクワークで疲労が蓄積したというならまだわかりますが、「寝ている間」に筋肉が疲れることは、基本的には起こりえません。
つまり、朝から肩がこっている=筋肉疲労や血流不足が原因ではないということです。
実際に関節ニュートラル整体によって詳しく調べていくと、次のようなパターンが多く見つかります。
起床時の肩こりにもっとも深く関わっているのが、頸椎の5番・6番(下部頸椎)です。
ここが過剰に動きすぎる(=可動性亢進)状態にあり、じっとしていると関節が安定せず、肩こりのような違和感や痛みを引き起こします。
この状態は、一般的な捻挫のように**「関節がゆるい・安定しない」**というイメージです。
特に以下のような人に多く見られます:
こうしたことが積み重なると、下部頸椎が安定性を失い、朝起きたときに「肩がこっている」「首が重い」と感じるようになります。
「肩こりにはマッサージが効く」と思っている方も多いですが、このような関節由来の肩こりにはマッサージは効果が出ません。
なぜなら、筋肉が原因ではないからです。
同様に、「枕を何個も試したけれど改善しない」という声も多く聞きます。
これは、枕が原因ではなく、あなた自身の首の関節がゆるんでしまっているため、どんな枕を使っても関節の不安定さをカバーできないからです。
その結果、「枕難民」のようになってしまい、慢性的な肩こりに悩まされることになります。
関節ニュートラル整体で検査を行うと、典型的なパターンが見えてきます。
動きすぎる関節の周囲は炎症が起きて、「肩がこる」「重い」「痛い」といった症状を引き起こしているのです。
関節ニュートラル整体では、「可動性と安定性を同時に整える」ことを目的とします。
具体的には、次のようなアプローチを行います。
このようにして、首全体のバランスを回復していきます。
「起床時の肩こりがひどい人」ほど、首だけでなく全身の関節の弾力が低下していることが多く見られます。
頸椎が不安定な背景には、胸椎や肋椎の弾力低下、下肢の可動性の減少、肩甲帯や胸鎖関節の可動性減少など、全身の機能低下が隠れていることも珍しくありません。
関節ニュートラル整体では、200ある関節をすべて検査・調整することが可能です。
根本的な改善のためには、次のような全身のアプローチが必要です:
こうした全身の関節調整を行うことで、首への過剰な負担を根本から取り除くことができ、起床時の肩こりが自然と消えていきます。
関節ニュートラル整体は、単なるマッサージやストレッチではありません。
これにより、筋肉を緩めるだけでは解決できない慢性症状に対して、確実に変化を引き出すことができます。
朝から肩がこるという症状は、「万年肩こり」としてあきらめている人も多いですが、関節の異常が長年蓄積している結果であることが多く、放置すると悪化していく一方です。
このような方は、関節ニュートラル整体での検査と施術を一度体験してみてください。
私たちは、一人ひとりの関節の状態を正確に見極め、本来の身体の弾力とバランスを取り戻すことを目指しています。
「筋肉を揉む」でも「姿勢を直す」でもなく、動ける関節を育てることで、真の意味での回復を体感していただけるはずです。