2025年8月25日
肩こりは国民病とも言えるほど多くの方が抱えている症状です。デスクワーク、スマートフォン、運動不足、ストレス——原因を挙げればきりがありません。多くの人が「肩こり=筋肉が硬くなっている」と思い込み、マッサージやストレッチ、筋トレなどに取り組みます。もちろんそれらも効果がありますが、実は肩こりの本質に迫れていないことも多いのです。
今回取り上げたいのは「第一肋骨と肩こりの関係」。少し専門的に聞こえますが、ここを理解することで「なぜ肩こりが繰り返されるのか」「なぜ改善しないのか」がクリアになります。さらに、第一肋骨を中心にした関節の弾力を回復することで、ものの数秒で肩こりを解消することすら可能になるのです。
まずは解剖学的な確認から。第一肋骨は胸郭を形づくる12対の肋骨の中で一番上に位置し、鎖骨のすぐ下にあります。腕を支える土台としての役割を担い、呼吸運動とも深く関係する非常に重要な骨です。
しかし一般の方が「ここが固いですね」と触るのは、多くの場合この第一肋骨。骨なのですから固いのは当たり前です。つまり「肩の付け根を触られて固い=筋肉が硬い」と思い込んでしまうのは、実は大きな勘違い。肩こりは骨の存在からも始まっているのです。
正確に言えば、肩こりに深くかかわっているのは 第一肋骨と背骨をつなぐ「肋椎関節」 です。ここには小さな可動性と弾力が存在し、その弾力が失われると首や肩の動きがスムーズに行われなくなります。結果として下部頸椎が代償的に働きすぎると、張り感、痛みが出て「肩こり」という症状につながるのです。
実際に施術や検査を行うと、ほとんどの人は 左の肋椎関節 に弾力の消失がみられます。右ではなく左に多いのは、日常の動作や姿勢の偏り、さらには内臓の位置に起因していると考えられます。
ここで強調したいのは「筋肉だけでは解決しない肩こりがある」という事実です。
多くの人は、肩こりを感じたらストレッチをしたり、筋肉をほぐすマッサージを受けたりします。しかし、肋椎関節の弾力が失われている場合、いくら筋肉にアプローチしても根本解決にはなりません。むしろ一時的に楽になっても、すぐに再発してしまいます。
つまり、肩こりを本当に改善するには「筋肉のケア+関節の弾力の回復」が必要不可欠なのです。
私たちTOKYO腰痛肩こりケアセンターで行っている「関節ニュートラル整体」は、まさにこの 弾力を回復させる技術 に特化しています。
関節は前後・左右・回旋・圧縮・離開など8方向の微細な動きを持っています。これを「弾力」と呼びます。この弾力が失われると、関節の役割が果たせなくなり、周囲の筋肉や神経に過剰な負担がかかります。肩こりにおいては、第一肋骨の肋椎関節が固まることで頸椎や胸椎のバランスが崩れ、症状が慢性化してしまうのです。
関節ニュートラル整体では、この失われた弾力を数秒で取り戻す調整を行います。筋肉のように強い刺激を加える必要はなく、軽いタッチで「関節を動かす」ことで本来の機能を回復させます。
少し信じられないかもしれませんが、第一肋骨の弾力が肩こりのメインの原因となっている場合、ほんの数秒で症状が軽減することがあります。
これは魔法ではなく、構造上の問題を正しく解決しているだけです。
筋肉に余計な負担をかけていた「関節の固さ」が解消されれば、自然と筋肉は緩み、張りや痛みが取れていきます。
もちろん、全身には200以上の関節があり、それぞれが影響しあっています。ですから第一肋骨だけを調整すればすべて解決、というわけではありません。全身の弾力を回復することが最善であるのは言うまでもありません。ただし、肩こりの主役となることが多い第一肋骨にアプローチできるかどうかが、大きな分かれ道になります。
なぜ左の肋椎関節が固くなる人が多いのでしょうか?
これらが複合的に作用して、左の肋椎関節の弾力が失われやすいのです。
では「自分で第一肋骨を動かせばよいのでは?」と思う方もいるでしょう。残念ながらセルフケアだけで弾力を取り戻すのはほぼ不可能です。
第一肋骨は深部にあり、周囲には鎖骨下動脈や神経叢といった大事な組織が走っています。強い刺激を加えることは危険であり、専門的な技術が必要です。
一方で、胸郭を広げるエクササイズ、胸椎や肩甲骨の柔軟性を保つことは有効です。これらを組み合わせることで、調整後の効果を持続させることができます。
肩こりでお悩みの方は、ぜひ「筋肉」だけではなく「関節」にも目を向けてみてください。あなたの肩こりの本当の原因は、第一肋骨にあるかもしれません。
TOKYO腰痛肩こりケアセンター 仮屋崇