1mmが生活を変える ― 関節の弾力と痛みの真実

2025年9月6日


腰痛、肩こり、膝痛。現代人の多くが抱える関節のトラブルは、一見すると複雑で原因が分かりにくいものに思えるかもしれません。しかし、その最もありきたりで、そして本質的な原因のひとつが「関節の弾力の消失」です。

関節には「1mm以下のあそび」と呼ばれる小さな弾力が存在します。このわずかな弾力があるからこそ、私たちは立ち上がり、歩き、振り返り、日常の動作をスムーズに行うことができています。逆にこの弾力を失うと、衝撃を吸収できず、動きのしなやかさを欠き、姿勢不良や動作不良へとつながっていきます。

「たった1mm」と思うかもしれません。しかし、この1mmの差が生活を大きく変えてしまうのです。


関節の弾力とは何か?

関節は単に骨と骨がぶつかり合って動いているわけではありません。軟骨、靱帯、筋肉、関節包といった組織が一体となり、力を分散させる構造を持っています。その中で重要な役割を果たすのが「弾力」です。

弾力があることで、

といった働きが生まれます。

この弾力は「1mm以下」というごく小さな動きの幅で表されます。例えば腰椎や頸椎、膝関節などは、大きく動くように見えても、実際には細かな弾力の積み重ねで動作全体が成り立っています。


弾力が消失するとどうなるか?

弾力がなくなると、まず衝撃の吸収ができなくなります。すると動作のたびに関節や周囲の筋肉に無理がかかり、炎症や痛みが起きやすくなります。また、動作のしなやかさが失われ、結果として「姿勢不良」や「動作不良」が生まれます。

さらにやっかいなのは、姿勢不良や動作不良そのものが、弾力を消失させる原因になるという点です。つまり、弾力の消失と不良動作はお互いに悪循環を生み出し、慢性的な腰痛や肩こり、膝痛へと発展してしまうのです。


全身200の関節と弾力の検査

私たちの体には約200の関節があります。全てが連動して動くため、一つの関節の弾力が失われると、その負担は必ず他の関節に波及します。

例えば、股関節の弾力が低下すると腰椎が代償して動きすぎ、腰痛を引き起こすケースがあります。肩関節の弾力が低下すれば、頸椎や胸椎が過剰に動いて肩こりや首痛を招きます。

そのため本来必要なのは、全身の関節を一つひとつ検査し、弾力の有無を確認しながら調整していくことです。


ストレッチやエクササイズでは回復できない弾力

柔軟性を高めるためにストレッチやエクササイズを行う人は多いでしょう。もちろんそれらは筋肉を伸ばし、関節の可動域を広げるのに役立ちます。しかし「弾力の回復」という観点では限界があります。

特に脊椎のような中心部の関節は、動作が良くも悪くも連動するため、ストレッチだけでは弾力を失った部分がそのまま残ってしまうのです。たとえば前屈や後屈を繰り返しても、弾力がなくなった椎間関節は固いままで動かず、周囲の組織に負担がかかり続けます。


弾力を回復させる唯一の方法

では、失われた弾力をどうすれば回復できるのでしょうか?
答えは「関節を別々に動かすこと」です。

弾力を取り戻すためには、

といった具合に、関節を分離させるような操作が必要になります。この「独立した動き」を引き出すことで初めて、固まった関節の弾力が回復していきます。


関節ニュートラル整体の役割

TOKYO腰痛肩こりケアセンターで行っている「関節ニュートラル整体」は、まさにこの弾力の回復を目的としています。

全身200の関節を検査し、それぞれの弾力を確認。弾力を失った関節には、上下を分けて動かす独自の手法で弾力を取り戻していきます。そうすることで、腰痛や肩こり、膝痛といった症状の根本原因を解消し、再発を防ぐ体づくりが可能になります。


まとめ ― たった1mmが生活を変える

関節の弾力は1mm以下の小さな世界。しかし、その小さな違いが、痛みの有無、姿勢の良し悪し、動作のしなやかさを大きく左右します。

「1mmが生活を変える」という言葉は決して大げさではありません。むしろその1mmを取り戻すことこそが、腰痛や肩こり、膝痛から解放される第一歩なのです。

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