ぎっくり腰は“偶然”ではない——柔軟性低下・姿勢不良・動作不良がつくる過負荷の連鎖

2025年10月24日


こんにちは。TOKYO腰痛肩こりケアセンターの仮屋です。
「朝、顔を洗おうと前屈した瞬間に…」「くしゃみをした拍子に…」「荷物をひねって持ち上げたとき…」——そんな“ビキッ”は、たしかに突然の出来事に見えます。しかし多くの場合、その前から柔軟性の低下、姿勢不良、動作不良が静かに積み重なり、腰椎に過負荷が集中する“下地”ができています。

そしてもうひとつの見落としが、準備不足。体温・関節温が低いまま、いきなり大きな可動域や重さを扱うと、関節包や靱帯、筋膜の粘性が高い(=動きが重い)状態で負荷を受け、ぎっくり腰になりやすくなります。結果として、全治1週間程度(※あくまで目安。個人差あり)の日常生活支障が生まれます。だからこそ——予防が肝心です。


なぜ“腰椎”に負荷が集中するのか——代償のメカニズム

1)柔軟性の低下:動かない場所を“腰が肩代わり”

2)姿勢不良:静的ストレスの蓄積

3)動作不良:同じ軌道で“毎回”痛む

結論:柔軟性↓+姿勢×+動作× = 腰椎の単独稼働過負荷ぎっくり腰のリスク増


「温める」と「腰痛肩こりケア体操(CR/HR)」が効く理由

体温・関節温の上昇=“滑る身体”をつくる

伸びにくい筋肉に“スイッチ”を入れるCR/HR(コントラクトリラックス/ホールドリラックス)


朝・外出前のルーティン(準備不足をなくす)

A. 体温スイッチ

  1. 簡単な方法はお風呂に入って温まることですが時間がかかります。
  2. その場ジャンプ(小さく飛ぶ)や椅子を使ったスクワット。

B. 腰痛肩こりケア体操

  1. ハムストリングス:椅子の脚にかかとで5秒押す×3→15秒伸ばす
  2. 臀筋群:片足スクワットのようにして片膝を胸へ、5秒押す×3→15秒伸ばす
  3. 腸腰筋:片膝立ちで後脚を軽く床へ5秒押す×3→15秒伸ばす

ポイント:反動は使わない痛みの出る角度は避ける呼吸を止めない


家事・育児・現場作業で“やりがち”動作の置換え


“全治1週間”という現実と向き合う——痛めた直後〜48時間のセルフケア

  1. 止まる:安全姿勢(前屈がきつくてもまっすぐしていれば痛みが出にくい)後ろに反れない場合はその反対)
  2. 痛みが強い場合にはアイシング推奨
  3. 歩行:可能ならゆっくり短時間でも歩く。無理な体勢はとらない。

しびれ・脱力の増悪、夜間痛が強い、排尿排便の異常があれば医療機関へ


週2回・10〜15分の“予防整備”メニュー(お風呂後推奨)

狙いは“大きく伸ばす”より、微細な弾力(あそび)を取り戻すこと。これが翌日の動作の滑らかさをつくります。


自分でできる“3つのセルフチェック”

  1. 長座前屈:肘がスネに軽く触れるか?(×ならハム/ふくらはぎ要介入)
  2. あぐら前屈:膝が床から大きく浮く・骨盤が後傾して背中だけ丸くなる?(×なら股関節)
  3. 開脚前屈:股関節から折れず、腰だけで行く?(×なら内転筋群・骨盤制御)

いずれも腰椎で“代行”していないかを観察します。腰が先に動くなら、準備不足の合図です。


よくある質問(簡潔版)

Q. コルセットは必要?
A. 急性痛の数日間は**“つけ外し”で痛みの強い場面だけ使うのは有効。ただし頼りっぱなしは×。回復期は腰痛肩こりケア体操で卒業を目指します

Q. 温める?冷やす?
A. 初期は**“全体は冷却推奨、1時間以上開ければ何度も行ってよい。冷えで硬さが増すタイプは温め優位。感じの良しあしで決めてもよい。

Q. 走ってもいい?
A. 痛みが増えない範囲の歩行から。ランは前屈・回旋で痛みが誘発されないことを確認して再開。


まとめ——“準備”でしか防げない痛みがある


最後に——センターからのご案内

TOKYO腰痛肩こりケアセンターでは、

「朝いちの前屈が怖い」「季節の変わり目に毎年やってしまう」——その“パターン”を、一緒に断ち切りましょう。初めての方でも安心して受けられるよう、初回は評価と説明に時間をかけ生活動線に合わせた予防ルーティンまで落とし込みます。

ご相談はお気軽に。あなたの“動ける毎日”を、ここから始めましょう。

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