
2025年11月14日
「腰が痛い」「膝が痛い」「肩こりがひどい」
こうした症状で来院される方の多くは、痛い部分だけに原因があると思いがちです。しかし実際には、**痛みの原因の多くは「下肢(足〜股関節)の機能低下」**から始まっています。
私たちの体は、どこかの関節が動かなくなると、代わりに別の関節が余計に動き、その負担が積み重なることで痛みが発生します。特に股関節・膝・足首は、日常生活のほぼすべての動作に関わる重要な関節で、ここが機能低下を起こすと全身のバランスが崩れやすくなります。
今回は、下肢の機能低下がどのように痛みを引き起こすのか、そして慢性化を回避するために何をすべきかをわかりやすく解説していきます。
股関節は本来、大きく動くことができる自由度の高い関節です。しかし長時間の座位、運動不足、偏った姿勢などで股関節が固くなると、「曲げる動き」が制限されてしまいます。
すると、
という代償が起きます。
この代償動作が慢性化すると、
腰痛・膝痛が発生しやすい体になってしまいます。
股関節の伸展は歩行の際に必ず必要になる動作です。
股関節が伸びないと、歩くたびに腰椎が反りすぎてしまい、
などの原因となります。
特に「歩くと腰が痛い」という方は、このパターンが非常に多いです。
内転筋が固いと、体重移動時に骨盤が横に流れ、膝も横方向にブレてしまいます。
これは 膝痛の原因 になりますし、
腰椎にも負担がかかります。横に曲げると腰が痛い人はこれが当てはまるかも。
外転制限があると、荷重時に身体を安定させる機能が落ちるため、
などが起こりやすくなります。
股関節が本来回旋するべき動作ができないと、
という現象が起こります。
腰椎は構造上、捻り動作には弱く、過剰な回旋が続くと
椎間板・仙腸関節・腰椎関節に炎症が起きやすくなります。
スポーツで腰を痛めるケースにもよく見られます。
足首の「背屈(つま先を上げる動き)」ができなくなると、
しゃがむ・前傾する動作が極端に苦手になります。
その結果、
といった動作不良が現れます。
足首が動かない分、
という代償が起こり、
これがそのまま 腰痛・膝痛の原因 になります。
腰や膝などの関節が単独で壊れることはほとんどありません。
その多くは、
という流れで進行していきます。
つまり、
これが、当センターが 全身の機能チェック を重視している理由です。
意外に思われるかもしれませんが、
下肢の問題が首や肩、肘の痛みにつながることは珍しくありません。
下肢のバランスが崩れると、
これらが連鎖的に乱れ、最終的には
につながっていきます。
体は一つのユニットです。
下肢の土台が崩れると上半身も崩れる。
これは自然な結果なのです。
最初は軽い動作不良でも、放置すると徐々に負担が積み重なり、
といった深刻な状態に進む可能性があります。
慢性化した痛みは、
損傷した組織そのものよりも 動作のクセ によって維持されていることが多いため、
根本改善には 全身の機能の回復 が必須となります。
関節ニュートラル整体では、
といった全身の関節を検査し、
本来動くべき関節が適切に動いているかを徹底的に評価します。
そして、
といった調整を行うことで、
全身の連動性を整えていきます。
以下は簡単にできるチェックです。
ひとつでも違和感があれば、
体はどこかで代償を起こしている可能性があります。
痛みが出る前に、
下肢の動きを整えることが 最も効率的で安全な予防法 です。
腰痛や膝痛、肩こり、首の痛みなど、
一見バラバラに見える症状の多くは、
という共通したメカニズムで発生しています。
だからこそ、
痛みが出ている部分だけをケアするのではなく、
“体全体の動き” を見ることが重要なのです。
TOKYO腰痛肩こりケアセンターでは、
関節ニュートラル整体を通して、
あなたの体が本来持っているはずの 弾力・可動性・安定性 を取り戻し、
痛みの出ない身体づくりをサポートしています。
「痛みが長引いている」「なかなか改善しない」
そんな方は、ぜひ一度、全身の動きのチェックを受けてみてください。