運動時における「動作」の重要性

2026年1月5日


― スポーツ障害はなぜ起きるのか ―

スポーツをしている人であれば、一度は
「ケガをしたくない」
「どうすればケガを防げるのか」
と考えたことがあるのではないでしょうか。

スポーツ障害やケガは、才能や努力とは関係なく起こります。
そして一度のケガが、長期間の離脱や、場合によっては競技生命そのものを奪ってしまうこともあります。

だからこそ重要になるのが、運動時における「動作」と身体の使い方です。


スポーツ障害のパターンは大きく2つ

スポーツで起きる障害やケガは、大きく分けると次の2つのパターンに分類できます。

① 一発で壊れてしまうケース

転倒、接触、ジャンプの着地ミスなどによって
・靭帯損傷
・骨折
・肉離れ
といったケガが、一瞬で起きてしまうケースです。

このタイプは、ある意味「事故」に近く、完全に防ぐことが難しい場合もあります。

しかし、ここで重要になるのが身体の弾力です。
関節や筋肉に十分な弾力があれば、衝撃を一箇所で受け止めずに済みます。

可動域に余裕があることで
・力を分散できる
・急激な負荷を逃がせる
ため、同じ状況でも被害を最小限に抑えられる可能性が高くなります


② 継続する負荷によって壊れていくケース

もう一つが、継続する負荷によって少しずつ壊れていくケースです。
実際には、こちらの方が圧倒的に多いのが現実です。

本格的に競技を行っている人ほど、運動頻度は高くなります。

・週6または週7でトレーニング
・1日2コマ、3コマの練習
・週のトレーニングコマ数が2桁

こうした環境は、決して珍しくありません。

この状態で
・可動域が足りない
・動作に偏りがある
・力を逃がせない
まま運動を続けていると、身体は確実に壊れていきます。

最初は違和感。
次に軽い痛み。
そして慢性的な障害へ。

多くのスポーツ障害は、この流れをたどります。


激しいトレーニングを支える条件

― 力を分散できる身体 ―

高頻度・高負荷のトレーニングを継続するために不可欠なのが、
力を分散できる身体です。

・一つの関節だけが頑張らない
・一部の筋肉だけに負担が集中しない
・動作の中で自然に逃げ道がある

これを可能にするのが、
最低限の柔軟性(可動域)、そして関節の弾力です。

ケガは単に痛みを伴うだけでなく、
・練習ができない
・試合に出られない
・積み上げてきた時間が止まる
という、大きな代償を伴います。

場合によっては、競技人生そのものを終わらせてしまうこともあります。


柔らかければいいわけではない

ここで誤解してはいけないのは、
誰もが最大限の柔軟性を目指す必要はないということです。

柔軟性の上限には個人差があります。
骨格、関節構造、競技特性によって必要な可動域は異なります。

重要なのは
「マックスを目指すこと」ではなく、
最低限の可動域を確保することです。

まずは最低限。
そこから少しずつ余裕を作っていく。
この考え方が、ケガを防ぐ上では非常に重要です。


最低限の柔軟性がないと壊れやすい

最低限の可動域すら確保できていない状態で運動を続けると、
身体は代償動作で何とか動こうとします。

その結果
・特定の関節
・特定の筋肉
に負担が集中し、障害が起きやすくなります。

よくある例

・アキレス腱や足首が固い
 → トイレ座り(フルスクワット)ができない

・股関節が固い
 → 開脚ができない、腰椎ごと無理に動く

・ハムストリングスが固い
 → 前屈が苦手、腰が過剰に動く

これらは単なる柔軟性不足ではなく、
スポーツ障害のリスクが高い状態と考えるべきです。


まずは「ざっくり検査」から始める

難しい評価をする必要はありません。

・長座前屈ができるか
・開脚や胡坐での前屈がどこまでできるか
・トイレ座りが安定してできるか

こうした簡単なチェックだけでも、
自分の身体の特徴や弱点は見えてきます。

重要なのは
「なんとなく」ではなく、把握することです。

できれば
・どこが足りないのか
・関節なのか筋肉なのか
・競技特性と合っているのか
を、できるだけ正確に理解するところから始めたいところです。


ケガを防ぐ最大の近道は「自分を知ること」

スポーツ障害を防ぐために、特別な才能は必要ありません。

必要なのは
・自分の可動域を知る
・最低限の柔軟性を確保する
・力を分散できる身体をつくる

これだけでも、ケガのリスクは大きく下げることができます。

ケガをしてから対処するのではなく、
壊れにくい身体を先につくる。

それが、競技を長く続けるための、最も現実的な選択です。

TOKYO腰痛肩こりケアセンターでは、
関節・可動域・動作を総合的に評価し、
競技を続けられる身体づくりをサポートしています。

今の自分の身体は、
本当にそのトレーニング量に耐えられる状態でしょうか。

一度立ち止まって、確認してみる価値は十分にあります。

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